最近なんだか猫の抜け毛が多い・猫が良く毛玉を吐きだしている
そんな悩みがある方も多いのではないでしょうか?
苦しそうに毛玉を吐き出す愛猫が心配になったり、特に換毛期は猫がグルーミングで沢山の毛を飲み込んでしまうので毛球症も心配ですよね。
今回はそんな猫ちゃんをブラッシングで抜け毛対策をして気持ちよく過ごしてもらおうという記事です。
が、困ったことにブラッシングが苦手な猫ちゃんも存在します。
そんなこだわり強めの猫ちゃんに合うブラシはあるのか…
何種類か試して猫が嫌がらずブラッシングさせてくれるようなペットブラシに巡り合ったのでお悩みの方に是非読んで参考にしていただければと思います!
猫のブラッシングの必要性
猫のブラッシングは抜け毛や毛玉の除去以外にも健康面でメリットがあります。
皮膚を刺激することによって新陳代謝をうながしたり触ったときになにか違和感があるなど不調を見つかるきっかけにもなります。
動物は言葉が話せず、どこが痛いなど直接的に訴えることが出来ないので飼い主である私たちが触れて気付いてあげることが病気の早期発見につながります。
また、愛猫と触れ合うことで私たちや猫にとって楽しいスキンシップの時間にもなるんです。
ブラッシングで愛猫が気持ちよさそうにしているとこちらまで嬉しくなりますよね!
なんだかこっちまでうっとり…
頻度に関しては長毛の場合は毎日が理想的で短毛の場合は週二、三回ほどでといわれていますが我が家にいる二匹のうち一匹は短毛ですが毛量が多いのかかなりの抜け毛と毛玉吐きがひどいので抜け毛が多い時期は毎日ブラッシングをしています。
ですので短毛種でも抜け毛が多かったりよく毛玉を吐き出す子にはマメにブラッシングしてあげたほうが良いでしょう。
猫の換毛期について
猫の換毛期は暑くなる季節や寒くなる季節の前にやってきます。
すなわち春(3月頃)や秋(11月頃)です。
それぞれの季節に適した毛に生え変わるのですがその時にブラッシングをきちんとしてあげることによって猫ちゃんが毛球症(毛が胃の中に沢山残って起きる症状)を引き起こす原因を軽減することができます。
毛球症(もうきゅうしょう)は悪化すると腸閉塞や腹膜炎をおこす危険性があるので長毛種や抜け毛が多い子は特にブラッシングを日常的に行うなどして予防を心がけましょう。
猫のブラシの種類
ペットブラシは主に
- ラバーブラシ
- 獣毛ブラシ
- ピンブラシ
- スリッカーブラシ
- コーム
の5つに分類されます。
私は【ラバーブラシ】【獣毛ブラシ】【スリッカーブラシ】の三種類を試しました。
それぞれ形状や素材が異なりどのタイプだとブラッシングを嫌がらないかなど猫によって好みがあるようなのでもしラバーブラシが嫌がるようならスリッカーブラシを試してみたりその子のお気に入りを見つけてあげてください。
ラバーブラシ
シリコンやラバーで出来た柔らかい引っ掛かりのある素材のブラシです。
柔らかく皮膚を傷付ける心配もないので初めてブラッシングする方にも良く選ばれます。
マッサージ効果も高く毛は良く絡めとれますがブラッシング時の引っかかる感覚に慣れないのかうちの猫は一番いやがりました。
懲りずに二種類買ってみたのですがやはりだめでした。
ラバーブラシが大丈夫な子でしたら良く毛も取れる上に丸洗い出来て清潔に保てるのでいいアイテムだと思います。
獣毛ブラシ
豚や猪など天然毛で出来ているブラシです。
これは抜け毛をがっつり集めるというよりは被毛の表面を整えたり艶を出すときに適したブラシですので抜け毛ケアを他のブラシでしたうえで仕上げとして使うのが最適です。
毛の素材によって硬さなどが違う為その子に合った素材を選んであげましょう。
猪毛はかためで豚毛は柔らかめなので皮膚への負担が気になる場合や子猫や高齢の猫には豚毛がおすすめです。
使い心地は良いですがブラシについた抜け毛を取ったりお手入れが少し大変かなと思います。
ピンブラシ
人間が使うヘアブラシに良く似たタイプ。
クッション性のある土台からブラシが出ていて先端が丸くなったものです。
ピン同士の感覚が広くもつれた毛をほぐすことが出来ます。
長毛種の猫ちゃんは毛が絡まりやすいので普段からピンブラシでケアしているともつれて毛玉になりにくいです。
長毛種だけでなく短毛種でももちろん使用できます。
スリッカーブラシ
くの字型に曲がった細いピンが特徴でピンブラシよりも密にブラシの目が詰まっているためしっかりブラッシングすることが可能です。
他の物と比べるとピン先の刺激が強いため、ピン先を丸く保護しているものがおすすめです。
しっかりブラッシングできるのですが力加減に気を付けなければ皮膚を傷める可能性もあります。
特に短毛種は毛が少ない分肌に刺激を与えやすいので優しくブラッシングを心がけましょう。
コーム
金属製の平らな形をしたもので人間が使うコームと同じような形です。
毛並みを整えたり仕上げに使ったりします。
また、ノミを取り除く時にも使用できます。
猫が嫌がらなかったペットブラシ
ラバーブラシ、獣毛ブラシと使ってみましたがすぐに逃げ出してしまいなかなかブラッシングが出来ませんでした。
抜け毛が多くなり毛玉を吐くことが多くなってきたので次にスリッカーブラシを試してみることにしました。
試してみたのはkoruhaさんのペット用ブラシ。
猫だけではなく犬にも使用できます。
プロトリマーの方が監修していて『ねこのきもち』や『ねことも』など有名な雑誌にも取り上げられています。
スリッカーブラシはなんだか素材的に硬くて痛そうかなぁと先入観で思ってしまい試すのが一番後になってしまいましたがうちの猫には一番合っていたようです。
今まで即逃げだったのが噓のようにブラッシングさせてくれるようになりました。
ブラッシング中にうっとりしていることもあって、これを試してみて良かったなぁと思いました。
こちらなんと2024/8/6現在amazonでは90日間長期満足保証がついていて『イメージと違った』『使ってみたけど満足できなかった』などの場合でも交換・返品対応をしてくれるので安心して試せるところもおすすめポイントです。
素材はステンレス、ABS、合成ゴムで本体全体を水洗い可能です。
毛先は丸く保護されていて皮膚を傷めることもなさそうです。
デザインも猫耳がついていたり可愛いです。
この部分を押すことによってたまった毛が押し出され簡単に取り外すことが出来ます。
カラーはグレー、ピンク、ブルーの三種類。
amazonの口コミの中には全然取れないというものもあったのですがうちの子はしっかり取れました。
きっと取れなかった方は毛足の長さと毛量がその子に合わなかったのだと思います。
実際我が家にいる猫二匹(両方短毛種)のうち、一匹はごっそり気持ちいいくらいに取れてもう一匹はそこまで沢山は取れません。
あまり取れないほうの子は普段から毛玉を吐くことが殆どないので抜け毛自体が少ないのだと思います。
こんなにごっそり取れました!
快感…!!
なんかふわふわで可愛い
頻繁にブラッシングしてもこれだけ取れるということはやはりブラッシングなしだと沢山胃にたまってしまうだろうなぁと思います。
ブラッシングに慣れないうちは
ブラッシングに慣れないうちは、あまりしっかりブラッシングさせてくれないかもしれません。
最初は気持ちよさそうな場所をちょっとブラッシングするようにして、慣れてきたら徐々に時間を延ばしていきましょう。
ブラッシングの後に褒めてあげて少しおやつをあげるようにすると、ブラッシングするとおやつがもらえると思って少し協力的になるので猫ちゃんの健康の為にも少しづつ慣らしていきましょう!
猫がブラッシングで嫌がる場所を把握する
猫によりますが触られて喜ぶ場所や逆に嫌がる場所があると思います。
それがわかったら嫌がる場所はなるべく避けるようにして喜ぶ場所から慣らしていきましょう。
無理に嫌がる場所をブラッシングするとブラッシング=嫌なこと、と認識してしまいます。
まとめ
毛並みや抜け毛のケアだけでなく猫の健康チェックや飼い主とのスキンシップとしても重要な役割を果たすブラッシング。
猫ちゃんの好みに合わせたブラシを選び、猫ちゃんのストレスにならないよう健康に気を配ってあげましょう!