香水オタクがバイレードの香水25種類徹底レビュー！ディスカバリーセット2024＋α

トップ：アフリカンマリーゴールド、ベルガモット、ブークー

ハート：シクラメン、バイオレット

ベース：モロッカンシダーウッド、ベチバー

第一印象はあまり嫌いな人はいなさそうな香りです。

初めはシトラスのようなフローラルのような香りでだんだんほんのり甘くなっていきます。

きつさがないので香水初心者でも使いやすい香り。

私は甘いお花に感じましたがパイナップルのような甘いフルーティさにも思えるかも。

甘くて優しくて懐かしさを感じる香り。

ムエットと肌の上では甘さの感じ方が全然違ったので実際に肌で試すことをオススメします。

甘めフローラルが好きな方は気に入る香りではないでしょうか。

トップ：ベルガモット、ジュニパーベリー、レモン、ペッパー

ハート：インセンス、アイリス、パインニードル

ベース：アンバー、サンダルウッド、バニラ

ベルガモットの爽やかさを真っ先に感じ、そのあとすぐにウッディさが見え隠れし始めます。

ベルガモットやパインニードルのウッディさが感じられる中で主張しすぎないくらいにベースのバニラが香ります。

体温高めの私の肌では(平熱37℃)だんだんバニラが強くなってきます。

見かけた口コミでは“お香のようなウッディ感が強すぎておじさんっぽい”という意見も見られましたが私はあまりサンダルウッドを感じずバニラが強く出たのでそのようには全く感じませんでした。

体温や肌質ですごく感じ方が変わる香りなのかもしれません。

【アナスイのスイドリーム】に系統が似ているように思いました。

トップ：ジュニパーベリー、ポメロ、サフラン

ハート：ブラックバイオレット、クリスタルローズ、アコードキュイール

ベース：ブロンドウッド、ラズベリー、ベチバー

私は匂いフェチで嫌いな香りがあまりない方だと思うので良い香りだと思いましたが好き嫌いがわかれそうな香りです。

サフランのフローラルというか私は少し青っぽさも感じました。

その奥にほんのりベリーが香ってきて爽やかな花や草っぽい香りにほんのりフルーティーさ。

結果甘くて爽やかなフルーツのようです。

ラストノートに木＋ベリーということで森の中のベリーを思い浮かべました。

トップ：ピンクフリージア、ローズペタル

ハート：リリーオブザバレー、マグノリア

ベース：フレッシュジャスミン

トップではリリーオブザバレー(すずらん)のすっきりした青みを感じるお花の香り。

すずらんがメインで香りつつもフリージアのパウダリックな石鹸感が混じりあう。

フローラル系が好きで、なおかつ甘いお花ではなくすずらんの清楚で涼しげな透明感のあるお花が好みの方におすすめ。

グリーン・ハーバルという言葉が似合う。

紅茶を飲みながら読書をしている清楚で知的な人が付けていそうな香り。

お花お花していないので男性が付けても清潔感があって良いかも。

白いシャツが似合いそうな香りです！

トップ：ダバナ

ハート：コーヒー、トンカビーン

ベース：ラブダナム、サンダルウッド、アガーウッド

勝手に名前やベースの香料からウッディな感じをイメージしていたので一吹きしてすごく意外でした。

フルーティ？なんで？と思ったらトップのダバナという香りでした。

ダバナはあまりなじみのない名前なのですが、洋酒のようなフルーティな香りのする植物のようです。

そこから時間が経つにつれサンダルウッド(白檀)やアガーウッド(沈香)のお香のような香りに。

バイレードの香水はこのお香のような香りが多い気がします。

ベースがアンバーとなっていますがウッド感が強く私の肌ではトップノートが早々に終わり、ひたすらサンダルウッドがメインの香りに感じました。

トップ：レモン、マンダリン

ハート：ネロリ、ジャスミンサンバック

ベース：ムスク

つけた瞬間の印象はお風呂の入浴剤のような(ゆずとか森林)シトラス系のハーバルな香り。

日本人だと入浴剤っぽいのをわかってもらえると思います(笑)

私はこの香りとても好きです！

つけたてはレモンとマンダリンのフレッシュでフルーティーな香りをまず感じます。

その奥にジャスミンの甘い香り。

ジャスミンは結構もったりとした甘い香りですがレモンやマンダリンの柑橘系が入ることによって胸焼けするような香りにはならずに素敵に調和しています。

パイナップルのような香りも。

しばらくするとわたあめのようなキャンディのような美味しそうな甘さになっていきます。

最初はみずみずしい柑橘系なのにだんだん甘くかわいい香りになっていくのが不思議で気に入りました。

トップ：アンブレット、ネスベリー

ハート：マグノリア、サンダルウッド、バイオレット

ベース：シダーウッド、ムスク、ベチバー

ピーチのようなフルーティな甘さを最初に感じます。

公式ではウッディと分類されているけれど私はフルーティフローラルに感じました。

モハーヴェ砂漠に咲く希少な植物をイメージした香りということでもっとカラッとした香りなのかと思っていたけれどすごく甘くて優しい香りです。

香りのイメージとしては【全く嫌みのない優しくて穏やかな人】

甘い香りが少し南国っぽいです。

サンダルウッドのウッディさは奥の方にあるけれどフルーティな甘い香りと南国を思わせる甘いお花の香りが目立ちます。

甘い香りが苦手な人は嫌いかもしれませんが比較的クセがなく好かれやすい香りだと思います。

くちなし系の甘い香りが好きな人にはおすすめです。

ラストノートはサンダルウッドが少し増して【甘いお花＋サンダルウッド】になりました。

ムエットの残り香はサンダルウッドのみを強く感じました。

そう考えると公式にあるようにジャンルはウッディにはいるのか…と思いました。

トップ：シクラメン、フリージア、ルバーブ

ハート：チューリップ

ベース：ブロンドウッド、ベチバー

すごく好きです！

つけたてはフレッシュでみずみずしさを感じるフリージアの香り。

お花っぽさもありつつ真っ白な洗濯物のようなクリーンな洗剤のよう。

フリージアは石鹸のようなパウダリーな香りがするのできっとその香りでしょう。

お花の部分だけでなく茎の部分のようなグリーンさも。

それはまるで花壇に沢山咲くチューリップのような可憐で明るいイメージ。

清潔感を感じる石けん系の香りは日本人に受け入れやすそうだと思いました。

春につけると本当にぴったりで明るい気持ちになれそうな完全に【陽】の香り。

最後はお花よりも柔軟剤の香りになっていくのでお花の香りが続いてほしかった私としてはちょっと残念でした。

それくらい途中のお花の香りが大好きです！

トップ：カルダモン、シナモン

ハート：キャロット、ジンジャー、アイリス

ベース：パピルス、パチュリ

トップのシナモンのインパクトがすごいです。

乾いたようなカラッとしたスパイスから始まります。

ハートにキャロットがありますがただのキャロットではなく今採りたての土の付いたキャロット。

まさに野菜についた土です。

これはかなり好き嫌いがわかれそうです。

シナモンやジンジャーがすごくわかりやすく香るのでその２つが好きな人にはハマるかも。

シナモンが和な雰囲気にも感じられて強めの匂い袋のよう。

和装の人から香ってくるとミステリアスで惹かれるかもしれない。

香りを陰と陽に分けるならば陰な香り。

男性の理髪店のようなクラシカルなパウダリーシナモンがずっと感じられました。

トップ：カルダモン、ローズペタル

ハート：キャロット、シダーウッド、サンダルウッド

ベース：パピルス、ベチバー、シルクムスク

こちらは2024年9月5日に新しく発売された香りです。

デザート(砂漠)というくらいなのでドライな香りかな？と予想…またしても裏切られました！

みずみずしいフルーティな甘さのあるローズペタル。

思っていた感じとは違い柔らかく可愛い香りでした。

キャロットが含まれる他の香りは土の香りか強く出ていましたがこちらは土臭くありません。

勝手にユニセックス・メンズ寄りのクールな感じを名前から想像していたけれど、女性らしさを感じる甘い香りだった。

デザートドーン＝砂漠の夜明け

名前がとてもロマンティック！

そして使いやすい香りだと思います。

トップ：ベルガモット、カルダモン、スターアニス

ハート：インセンス、ゼラニウム、ラベンダー

ベース：モス、パチュリ、ベチバー

お香系が多いバイレードの中では珍しい爽快感のあるシトラス。

プッシュ直後、一瞬男性的な香り？と思いましたがすぐにユニセックスなベルガモットの香りに。

ベルガモットの爽やかさとスターアニスのほんの少しだけの甘さ、カルダモンのほのかなスパイシーさが調和しています。

物腰が洗練されたスマートな人が付けるとピッタリだろうな、といった香り。

馴染んでくるとゼラニウムの清涼感のあるローズのような華やかさも垣間見えてきます。

ハーブなどのスッキリした香りやエルメスの【ナイルの庭】が好きなら気に入るはず。

トップ：ブラックペッパー、ジュニパーベリー

ハート：レザーアコード、アイリス、バイオレット

ベース：ブラックアンバー、パチュリ、バニラ

トップノートがかなりスパイシー。

ジュニパーベリーのとがった雰囲気のスパイスを感じます。

スパイシーすぎてつけてびっくりしたのでこの個性的なトップはかなり評価がわかれそうです。

次第に少しお菓子のようなラムネのようなスッキリ系の甘さが感じられるように。

お香が好きな人や香水上級者だと使いこなせるかもしれませんが、あまり香水が得意ではなかったり優しい石鹼系やお花系が好みの方は面食らう香りだと思います。

初めは本当にびっくりするくらいの香りですがだんだん馴染んでくると香りのインパクトやきつさは治まってきます。

ですがトップノートで挫折する人も多そうな難易度高めの香り。

バニラとバイオレットの甘さを感じられるようになってくる頃には何だか少し懐かしい香りに。

香水初心者にはおススメしませんがこうして文にしてみると逆にどんな香り？！と好奇心が刺激されそうですね(笑)

トップ：アルデヒド、ローズセンティフォリア

ハート：ピオニー、バイオレット

ベース：ムスク、サンダルウッド

一番人気のブランシュ、とても楽しみにしていました！

香りはオールシーズン使える透き通った清々しい香りなのですがどちらかというと春夏。

はじまりからアルデヒドのまさに洗剤のような香りで香水をつけているというより柔軟剤や洗剤だと思われるかもしれません。

洗剤といっても日本のものではなく海外のランドリーやリネン、といった香りです。

石鹸のような香りとも言われているみたいですが、私は石鹸より洗濯の洗剤を想起しました。

真っ青な空と、そこにはためく真っ白なTシャツ、そんなイメージです。

ですがただ洗剤なだけではもちろんなく、早々にピオニーやバイオレットのパウダリーでみずみずしい花々が咲き乱れます。

純真無垢、汚れのないイメージで誰からも慕われるような人が付けていそうな香りだなと思いました。

トップ：アンブレットシード、シシュアンペッパー

ハート：アイリス、ダマスクローズ(オイル)

ベース：ムスク、アンブロキサン

クセの少ない爽やかめローズですっきりした甘さです。

ムエットで試香すると薔薇のお菓子のようなガムのような香りがしました。

肌に乗せると全然違う香水がバイレードは多いと感じました。

香りの癖が少なめなのでローズの香りが好きで凝った香りが苦手という方にオススメ。

複雑な香りが好きな人には少し物足りないかも。

私はスパイスガンガンより柔らかな香りの方が好きなので使いやすかったです。

ザ・フローラル。

複雑な香りが多いバイレードの中で珍しい香りと感じました。

トップ：インセンス、カルダモン

ハート：ブラジリアンローズウッド、パピルス、パチュリ

ベース：モス、タバコリーフ、ウード

付けた瞬間、『あ！もしかして理髪店系のクラシックなタイプかな？ 』と思ったら直後にフルーティな雰囲気に。

そこからまた一転してウードやモスの重厚さがありつつもカルダモンのスパイシーさとブラジリアンローズウッドの華やかな香りが混ざり合う奥深いウッディ系。

スーッとした清涼感と柑橘のようなさわやかさを楽しませてくれるカルダモン。

その部分だけ見ると爽やか系な香りなんですがその後ろにドドーンと鎮座するウッディたち。

季節は秋冬の肌寒くなってきたころに纏いたい、木の甘やかな温かみのある香りです。

ミドルではパチュリの土っぽさはあまり感じずみずみずしいグリーンの葉が思い浮かびました。

ラストになるとパチュリの土っぽとタバコリーフの干し草のような静寂を思わせる香りです。

トップ：ブラックラカント、マテ

ハート：バイオレットリーフ、セイロンブラックティー

ベース：ベチバーウッド、パピルス

ミックストエモーションは激動な現代をイメージした香り。

まず鼻腔に飛び込んでくるのはカシスのみずみずしさ。

そこにお茶の渋みを感じます。

あまり今まで嗅いだことのない系統の香りで表現しづらいのですがフルーツティーのようなイメージです。

でもそれだけではなく、木が燻されているようなスモーキーさがあるので癖は強め。

これは焚火のそばで飲むホットカシスティー。

最初は苦手な香りだと思ったけれど何度も匂ってしまう(笑)

自分ではつけられないけど匂いたい、バイレードは謎の中毒性がある気がして不思議です。

ラストはまるで燃え尽きたかのように木の香りが控え目になりまろやかなカシスティーがあとに残ります。

トップ：カルダモン、フリージア、グレープフルーツ、レッドベリー

ハート：リリーオブザバレー、ラズベリー、ダマスクローズ、バイオレット、ジャスミン

ベース：モス、ムスク、パチュリ、シスタスラブナダム

ローズを冠したネーミングで薔薇を想像してのでプッシュした時は『？』となりました。

あまりにさっぱりすっきりしていて『薔薇はどこへ？』という第一印象。

薔薇が目当てだと肩透かしを食らうかも。

好みはわかれる香り。

かといって嫌な香りではもちろんなくて、清涼感のあるお花とスパイスの香り。

すずらんやフリージアの方が目立っています。

パチュリは墨汁のような香りがする独特の香りだけれどこの香水ではほとんど主張がない、というかわからなかったです。

最後何だかアクアティックな香りで私は少し苦手でした。

トップ：オポパナクス

ハート：ゼラニウム、ラブダナム、バイオレット

ベース：パチュリ、バニラ

トップから濃厚な甘さと洋酒の香り、そしてウッディさ。

オポパナクスは甘くスパイシーな樹脂ですがそれにバニラが加わりより濃厚です。

スローダンスという名前の通り、ゆったりとした音楽と穏やかな時間の流れを感じさせる。

JAZZが似合う香りだなぁと感じました。

甘さがかなり強いので甘めオリエンタルが好きな人はきっと気に入る香りです。

自分には似合わないかも、でも誰かがつけているとうっとりする。そんな香り。

洋酒とバニラの香りって素敵だなぁ。

男性が付けていたらとてもセクシーかも。

ラストはお香のようなスパイシーな甘さで終わる。

日本の匂い袋みたいです。

トップ：ベルガモット、レモン

ハート：スエード、バイオレット、ミモザ

ベース：アンバー、サンダルウッド、タバコリーフ

アニマリークという名前なのですごくきつい香りだったらどうしようと身構えていましたがこちらは優しめの柔らかいお花の香りです。

ミモザの香りってこんなに良い香りなんだ！と思いました。

ほんわか甘いんですがジャスミンのように主張が激しくなく、控え目で素朴な雰囲気。

そこにベルガモットとレモンなので全くくどくない甘さにまとめられています。

少しパウダリーで懐かしさをおぼえるような、まさに香りのイメージは【黄色】です。

明るくて暖かな春に似合いそう。

そこからサンダルウッドがツンとして一気にお花感がなくなってウッディになるのですがまたお花が戻ってきて最後は何故かバニラのような甘い香りが。

バニラは香りの構成に入っていないのでアンバーでしょうか。

あたたかみのある香りです。

トップ：ピンクペッパー、ターキッシュローズペタル

ハート：ラズベリーブロッサム、ターキッシュローズアブソリュート

ベース：アンバー、パピルス

甘すぎず青くもない軽快なローズ。

この香水は第一次世界大戦中に何千人もの兵士を救った看護婦たちに兵士が付けたニックネーム【ローズオブノーマンズランド】にちなんで敬意を表し作られた香りということで、優しさや気高さ、誇りなどが思い浮かぶようなただひたすらにローズが美しい香りです。

繊細でありながら力強く咲き誇る薔薇とベリーのような爽やかな香りのハーモニー。

この香りは『薔薇が嫌い、苦手』という方以外には受け入れられやすいフローラルノートだと思います。

ラストノートまであまり香りの変化は感じられなかったです。

時間が経ってからふと香った時に柔らかくなったローズの香りにパピルスの甘さ、パウダリーさが混じって最高に美しい香りでした。

トップ：ローズペタル

ハート：ヴァージニアンシダーウッド

ベース：ハイチアンベチバー、シルクムスク

つけた瞬間【ザ・木】！！です。

でもただ木の香りがするだけではなくて甘くて優しいローズとムスクの香りが同時に感じられます。

公式では香りの系統がウッディとなっていますが甘いローズの香りもするのでシンプルな木の香り(ディプティックのタムダオなど)を求めている人には合わないかもしれません。

私の肌では甘く優しい香りになりました。

木が沢山ある森の中で夜露に濡れた薔薇を見つけた、そんな情景が思い浮かびます。

ラストノートあたりはアナスイのシークレットウィッシュのフローラルムスクに似ているかも？と思いました。

ラストにツンとした香りが残るのですが私はそれが少し苦手でした。

トップ：プラム、シナモン

ハート：レザーアコード、バイオレット

ベース：バーチウッド、パチュリ、バニラ

時の止まった世界、古い本、ダークウッドの棚に並べられた革装丁の本をイメージした香り。

甘いバニラ、プラムのフルーティさ、その裏にひっそりとしたレザーが感じられハリーポッターの世界のよう。

古い本の少し茶色みを帯びた甘みのある紙の香りを表現しているのでしょう。

シナモンはほんのりでスパイシーさはほとんど感じない。

シロップ(もしくは洋酒)に漬かったプラムがバニラアイスに添えられているみたいな結構甘さは強めです。

でも子供っぽい甘さではなく大人っぽいグルマン。

ランコムのラヴィエベルという香りと系統が似ているかも。

たしかにアンティークな図書館の静謐な雰囲気を想像できる香りで目を閉じたら色んな妄想が浮かびそうです。

トップ：ベルガモット、バンティムール

ハート：ラム、キャロットシード、ワイルドフィグ

ベース：トンカビーン、カシミアウッド

バンティムールはコショウの一種なんですが、第一印象は…

『なんか美味しそう？！』

スパイスがきいた海外のフルーツパウンドケーキみたいな…

こちらはブッダの生誕地であるネパールを訪れた西洋の探検家が見た景色を元に考えられた香りです。

イレヴンスアワーとは英語で【最期の瞬間】という意味。

海面が上昇し、高い山の頂が最後の砦になる。

そんな終わりゆく物事、終末を表わした香りということです。

柑橘とスパイスとそこにラムやいちぢくでフルーツケーキ！

と思いましたがスパイスが強く香ってくるにしたがって退廃的な香りに。

スパイスが煙っぽさというか土埃というか大地を感じるように演出されている。

なぜか時間が経つとトマトのようなフルーティな香りになりました。

ここからは妄想タイムですが…

終末を迎えた文明が滅びゆく世界で草木も枯れ果てて土埃のみが風で吹きすさぶ中、最後に植物が一つ芽生える

という壮大なストーリーが頭を駆け巡りました(笑)

自分では普段使い出来なさそうだけど癖になる香りです。

世界の終わりにこんな香りがするならドラマティックかもしれない。

トップ：クラリセージ、ミラベル

ハート：アイリス、シストオイル

ベース：ムスク、アンブロキサン、パロサント

付けたては木のようなお茶のような何とも分類しがたい香り。

セージとパロサントでしょうか。

パロサントは聖なる木といわれている南米原産の木です。

お香が好きな方は聞いたことがあると思います。

燃やした時の煙と香りで浄化が出来ると言われ、儀式でも使用されていました。

人生を称える香り、思い出を呼び起こし、はかなさを感じる香りということです。

ムスクもベースにあるのですが私の肌ではパロサントが強く香りました。

セージが強いからだと思いますがタバコの葉のようにも感じました。

私はセージが苦手なのでお気に入り度は☆1ですがセージがはっきり香るものが好きな人にはおススメです。

トップ：アンジェリカシード、リンゴンベリー、シシリアンレモン

ハート：デューイチュベローズ、ローズペタル、ワイルドジャスミンサンバック

ベース：フレッシュアンバー、スエード

こちらはディスカバリーセットの中から一本選んだ際にサンプルとしてつけていただきました。

お花の茎まで香るような溢れんばかりのお花！

濃密な花の香りはまるでたくさんの花が咲き乱れる植物園やお花屋さんのような、祝福を感じる香り。

この香りはいたるところに花が飾られるインドの伝統的な結婚式をイメージしていて祝福、幸せを感じられる点で納得。

びっくりするほどの様々な種類の花束祝福タイムが終わるとチュベローズが特に香り立ちます。

以前にもこんな香りを嗅いだことがあるような…と思ったのですが『セルジュ・ルタンスのテュベルージュクリミネル』です。

あちらはトップの湿布のような香りが苦手な人が多いようですがこのフラワーヘッドはトップからお花お花お花！なのでテュベルージュクリミネルのようなクセはありません。

ひたすらお花畑にいるような気分にさせてくれる香りです。

ジャスミンやチュベローズなので私はなんだか異国感があるというかオリエンタルでエキゾチックな香りだなぁと感じます。

ジャスミンなどのホワイト系フラワーが好きな人にはハマる香りだと思います。

個人的には寝香水として使ってお花畑で眠るような気分を味わいたいです。

チュベローズが変化したものなのかラストノートがミントのような雰囲気になってそれが苦手な香りだったので☆3ですが最初の香りのままなら☆5です！

BYREDO (バイレード)

Maison Margiela (メゾン マルジェラ)

JO MALONE LONDON (ジョー マローン ロンドン)

Le Labo (ル ラボ)